スノーボードの後片づけのコツを紹介!ウェアやブーツの乾燥術で長寿命を手に入れよう!

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「スノボの後片付けってどうする?」

「濡れたまま放置はダメ?」

「大切な道具を長く使うには?

 この記事では、スノーボード歴20年以上の現役インストラクターが、スノーボードから帰ったら毎日必ずやっている道具の乾燥と後片付けの方法を紹介します。

 使用後のボード、ブーツ、ウェア、小物類を乾かして後片付けを行えば、お気に入りの道具を長く使うことができます。

 この記事を読めば、できるだけ時間や手間をかけず、簡単に後片付けをする方法が分かりますので、ぜひ最後まで読んでください。

1.スノーボードの後片付けの方法を解説

コツを表現した画像

 今回は、実際に私がスノーボードで使用した道具1セットの後片付けを行います。 

  1. スノーボード、ビンディング
  2. ブーツ
  3. ウェア
  4. グローブ
  5. ゴーグル
  6. ビーニー、インナーなど小物類

 スノーボード後のメンテナンスで最も重要なのは、道具をしっかり乾燥させることです。

 使用後に各アイテムを一つ一つ確認しながら手入れすることで、お気に入りの道具を長く使うことができます。

 たった10分の後片付けを怠ることで、

  • ブーツが臭くなる
  • スノーボードのエッジがサビる
  • ビンディングのストラップが外れる

 といったトラブルに見舞われることもあります。

 ブーツやビンディングの異常にいち早く気付くためにも、使用後のメンテナンスはしっかり行いましょう。

①スノーボード、ビンディング

スノーボードの画像

 まずはスノーボードからビンディングを取り外します

 濡れたままビンディングをつけっ放しだとボードの変形サビの発生につながります。

 特にボードのエッジ、ネジ穴の部分は金属のため水分は大敵です。

 取り外し作業はドライバー1本、たったの3分で完了です。

スノーボードからビンディングを取り外している画像

 このとき、ビンディングのパーツに破損や緩みがないかチェックできればカンペキです。

 ちなみに私は濡れたボードを車に乗せる前に、100円ショップで購入した風呂掃除用のブラシで雪を払い落とすようにしています。

ツインブラシの画像

 そして、吸水性のあるボード専用ニットケース(ニットケース)に入れて持ち帰ります。

 こうすれば、帰宅後にボードの水分を拭き取る手間がなくなります。

②ブーツ

スノーボードブーツの画像

 ブーツを濡れたまま放置は最悪です。

 悪臭の原因となりますし、次回、湿った状態のブーツに足を入れるのは不快でしかありません。

 使用後は必ずアウター、インナー、インソール(中敷き)の3つに分けましょう

 その後さっとファブリーズを吹きかけて乾燥機や扇風機でしっかり乾燥させます。

スノーボードブーツを3つに分解した画像

 なお、ブーツをストーブ、ドライヤー、石油ファンヒーターなどの熱で乾燥させるのは厳禁です。

 悪臭の原因となる上、ブーツのソール(ゴム部分)が熱で簡単に剥がれてしまいます。

③ウェア

 ウェアはジャケット、パンツとも全てのファスナーを全開にし、ポケットの中身を取り出します

 そして、上下ともファブリーズをさっとひと吹きしてからハンガーに吊るしておきます。

 このとき、ウェアの首部分にあるループをハンガーに通しておくと、ハンガーからウェアがずり落ちることがありません。

ウェアのループをハンガーに通して吊るしている画像

④グローブ

スノボグローブを2つに分解した画像

 グローブはインナーとアウターに分けます。(インナーの無いグローブもあります。)

 その後、インナーはほかの小物類と一緒に洗濯機で洗濯します。

 アウターは乾燥機や扇風機でしっかり乾燥させます。

 もしアウターがひどく濡れている場合は、中に新聞紙を突っ込んで水分を吸い取らせます。

スノボグローブに新聞紙を詰めた画像

 新聞紙が濡れたら新しい物と取り替え、新聞紙が濡れなくなるまでこの作業を何度か繰り返してください。

⑤ゴーグル

スノボゴーグルの画像

 ゴーグルは必ずケースから取り出します

 濡れたままケースの中に放置は最悪です。

 使用後のゴーグルは溝や隙間、ダブルレンズの間にしっかり水分が残っています。

 特にダブルレンズの内側に湿気が残ったままだと曇りの原因となります。

 視界が悪いと滑走に影響しますし、何より危険です

 なお、ゴーグルもブーツと同様、変形や劣化の原因となるため熱での乾燥は厳禁です。

 乾燥機や扇風機を使用しましょう。

⑥ビーニー、インナーなど小物類

小物類の画像

 ビーニー、インナー、フェイスマスク、ソックスなどの小物類は、1回でも使用したら気にせずまとめて洗濯します。

 素材によって一緒に洗えない物があるので、気になる方は洗濯絵表示を確認してください。

 ちなみに私は2日連続で滑る場合、小物類は必ず2セット持って行きます。

 洗濯して翌朝までに乾かなかった場合に代用できますし、滑走中に破損、紛失した場合の予備としても使用できるからです。

2.乾燥には扇風機が大活躍!

扇風機の画像

 これまでに書いたとおり、ブーツやゴーグルを熱で乾かすと道具に大ダメージを与えてしまいます。

 とはいえブーツのつま先やグローブの指先部分は乾きにくいですよね。

 こんなときは扇風機が役に立ちます

 熱風ではなく風を送るだけの扇風機は、道具へのダメージも少なく、入り組んだ指先までしっかり乾かすことができます。

 分解したブーツの上にグローブを置き、中まで風が入るように位置を調整しながら完全に乾燥させましょう。

扇風機で乾かすときの画像

 機種にもよりますが、扇風機の電気代は1時間当たり約0.5~1円です。

 1晩中つけっ放しでもたったの10円と、経済的にもお得です。

 朝起きたらブーツの中まで乾き、また気持ちよくスノーボードを楽しむことができます。 

3.おわりに

ありがとうを表現した画像

 この記事では、スノーボードから帰宅したら必ず行うべき道具の後片付けについて紹介しました。

 スノーボードに限らず、他のスポーツや日常生活でも、道具を丁寧に扱うことは大切です。

 スノーボードはときに危険を伴うこともあります。
 そんな時に守ってくれるのは、この道具たちです。

 普段からメンテナンスをして不具合に早く気づけば、事故やケガを防ぐことができますね。

 道具への感謝を忘れず、しっかりと手入れしてお気に入りの道具を長く使いましょう。

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