【24-25】ハイマスマニアのスノボウェア徹底レビュー!10年使い続けたインストラクターが評価

ハイマニウェアのレビュー
この記事は約11分で読めます。

「ハイマニのウェアが気になる」
「でもネットで買うのは不安…」
「実際に使った感想を知りたい」

 この記事では、スノーボード歴20年以上の現役インストラクターが次の内容を紹介します。

  • ハイマスマニアの魅力と特長
  • 使って分かった徹底レビュー
  • 残念に感じた8つのポイント

 私はこの10年間、安くて高品質なハイマスマニアのウェアを愛用してきました。

 今年も新作のマウンテンジャケットトレーニングパンツを購入し、実際にスキー場で10回ほど使用しました。

 この記事を読めば、ハイマスマニアのウェアが自分に最適かどうかはっきり分かるようになります。

 購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

1. ハイマスマニアの今期モデルを徹底レビュー

ハイマニウェア

 ハイマスマニアの今期モデルは、ジャケットとパンツそれぞれ4種類ずつラインナップされています。

  • ジャケット
Zip
ジップ
Stitch
ステッチ
Reflector
リフレクター
Mountain
マウンテン
型番snj-400snj-460snj-461snj-470
カラー14色4色4色8色
税込価格13,980円~14,980円12,980円~15,980円
※価格欄の「~」の記載は、カラーによって価格が異なるためです。
※すべて耐水圧10,000mm、透湿圧5,000gです。
  • パンツ
Cargo
カーゴ
Painter
ペインター
Reflector
リフレクター
Training
トレーニング
型番snj-405snj-463snj-464snj-465
カラー19色4色4色10色
税込価格12,980円~13,980円11,980円~11,980円~
※価格欄の「~」の記載は、カラーによって価格が異なるためです。
※すべて耐水圧10,000mm、透湿圧5,000gです。

 各モデルの違いや選び方については、次の記事をご覧ください。

 私は、この中から次の2点を購入しました。

  • マウンテンジャケット
  • トレーニングパンツ

 選んだ理由は、ゆったり目のシルエットで、一番シンプルなデザインだったからです。

マウンテンジャケット

トレーニングパンツ

 価格は上下セットで27,960円(ジャケット15,980円、パンツ11,980円)でしたが、実際には以下の特典を利用しました。

  • 楽天ポイント2,043円分を利用
  • ポイントアップキャンペーンで1,367ポイント還元

 その結果、実質24,550円で購入できました

楽天注文①
楽天注文②

それでは、実際の使用感や気になるポイントを、旧モデルと比較しながら詳しくレビューしていきます。

\ 楽天からの購入はコチラ /

2. 生地・素材

 ハイマスマニアのウェアの耐久性や防水・透湿性を検証しました。

①耐久性:丈夫で安心

ジャケットの表地
ジャケットの表地
パンツの表地
パンツの表地

 生地は厚手でしっかりしており、耐久性は十分です。

 初めは少し硬さ(生地のゴワゴワ)を感じましたが、何度か使用するうちに違和感はなくなりました。

ジャケットの縫製
ジャケットの縫製
パンツの縫製
パンツの縫製

 縫製がしっかりしており、ほつれもなく細部まで丁寧なつくりでした。

 以前使っていたBURTON(バートン)のウェアと比べても違いは感じられず、価格以上のクオリティです。

生地は丈夫で破れる心配なし。 長く使える1着になりそうです。

②防水透湿性:必要十分

ポリエステル100%
ポリエステル100%
ポリエステル100%
ポリエステル100%

 ジャケットとパンツの素材はポリエステル100%です。

 防水性能は10,000mm透湿性能は5,000gと、滑走中の使用には十分です。

ジャケットの裏地(メッシュ)
ジャケットの裏地(メッシュ)
パンツの裏地(メッシュ)
パンツの裏地(メッシュ)

 裏地がメッシュ素材のため通気性が良く、内部が蒸れることもありませんでした。

高い防水性能を求めるならゴアテックス製品がおすすめですが、価格が大幅に上がるため、僕はハイマスマニアで十分です。

 防水性・透湿性について、詳しくは次の記事をご覧ください。

3. サイズ感・デザイン

①ゆったりサイズで快適

マウンテンジャケット

トレーニングパンツ

 サイズはどのモデルもS、M、Lの3展開です。

 大きめのつくりで横幅に余裕があり、ゆったりと快適な着心地です。

  • 横幅があるのでプロテクターやレインウェアを中に着込める
  • カービングメインの滑りでは、大きめのシルエットが安定感を強調する
  • バッジテストや実技検定では、上下運動(膝の屈伸)が検定員に見えにくい
  • ジャストサイズが好みの人や、ゆったりとした見た目が苦手な人には不向き

 サイズ選びで迷った場合は、サイズ早見表を参考にしてください。

ジャケット

パンツ

僕は身長170cmでサイズはSを選びました。長さはちょうどよく横幅は広めです。

ゆるいデザインがカッコいいね!

②無駄のないシンプルデザイン

前面フラップ
前面フラップ
お尻ポケットなし
お尻ポケットなし

 マウンテンジャケットは前面のフラップがジッパーを隠す仕様で、防水性を高めながらも見た目がシンプルです。

 トレーニングパンツお尻のポケットや側面のカーゴポケットがないため、スッキリとしたデザインです。

 ポケットが多いと、転んだりカービングでお尻を着いたときに雪が付着しやすいので、あえてポケットがないこのモデルにしました。

 カラーバリエーションも豊富で、マウンテンジャケットは8色トレーニングパンツは10色です。

僕はエクリュベージュのジャケットとモスグリーンのパンツを選びました。シンプルなアースカラーは飽きずに長く使えます。

\ 楽天からの購入はコチラ /

4. 機能性と使いやすさ

 ハイマスマニアのウェアは手頃な価格ながら、機能は必要最低限に厳選されています。

①ジャケット機能4選

Wジップ
Wジップ
背面ベンチレーション
背面ベンチレーション

 Wジップは、2つのジッパーを利用することで、通気性や防風性を簡単に調節できるので便利です。

 背面ベンチレーションも同じで、開けると風が通り抜けてウェア内部の熱や湿気を外に逃がしてくれます

前面大型ポケット
前面大型ポケット
内ポケット
内ポケット

 前面の大型ポケットスマホを縦横どちらでも入れられる十分な大きさがあって使いやすいです。

 私は、大型ポケットにはスマホを、内ポケットにはお金や車の鍵などの貴重品を収納しています。

前面ポケットは、撮影したいときすぐにスマホが取り出せるね。

前面ポケットにもフラップがあるから防水性は高い。ジッパーも隠せるので見た目もスマートだよ。

②パンツ機能4選

ウエストゲーター
ウエストゲーター
カラビナループ
カラビナループ

 ウエストゲーターは、転倒時の雪の侵入を防ぐ必須機能です。

 カラビナループは、チケットホルダー(パスケース)や腕時計を引っかけるのに便利です。

内ももベンチレーション
内ももベンチレーション
裾幅調整マチ
裾幅調整マチ

 ベンチレーションは、ジャケットと同じく暑いときに開けると涼しく快適です。

 裾幅調整マチは、ブーツを履いていないときは閉じておけばパンツの裾を引きずって痛むのを防げます

お手頃価格でシンプルながら必要な機能はちゃんと備わっているね。

高機能を求める人には物足りないかもしれないけど、ユーザーの意見を反映して年々進化し続けているよ。

\ 楽天からの購入はコチラ /

5. 残念に感じたポイント8選

 ここからは、良い点だけでなく辛口評価を行っていきます。

 残念に感じたポイント8点とその対策について解説しますので、個人の意見として参考にしてください。

  1. 背面ベンチレーションの開閉が困難
背面タイプ
背面タイプ
脇タイプ(旧モデル)
脇タイプ(旧モデル)

 ジャケットの大型ベンチレーションは背面にあるため、着たまま自分で開閉することができません

 一度ジャケットを脱ぐか、友人などに頼む必要があります。

 旧モデルは脇にベンチレーションがあり、リフトの上で開閉できて便利でした。

背面タイプは見た目重視、脇タイプは使いやすさ重視というイメージです。

  1. リストゲーターがない
リストゲーターなし
リストゲーターなし
リストゲーターあり(旧モデル)
リストゲーターあり(旧モデル)

 リストゲーターがないため、転倒時に袖から雪が入りやすいです。

 旧モデルにはあったので、なくなったのは残念に感じました。

必要な場合は、別売りのリストゲーターがおすすめです。

  1. パスケースがない
チケットホルダーなし(別売)
パスケースなし(別売)
チケットホルダーあり(旧モデル)
パスケースあり(旧モデル)

 今季モデルにはジャケットの袖にパスケース(チケットホルダー)がありません。

 旧モデルには収納式のパスケースがあり、非常に便利でした。

別売りのパスケースを購入して、ジャケットの袖やパンツのカラビナループに取り付ければ解決です。

  1. ハンガーループがない
ハンガーループなし
ハンガーループなし
ハンガーループあり(旧モデル)
ハンガーループあり(旧モデル)

 ジャケットの首部分のハンガーループ(輪っか)がなくなり、少し不便に感じます。

 旧モデルでは、ジャケットを乾かすときにループに通してからハンガーに吊るしておけば、移動中の車内でずり落ちる心配がなく重宝していました。

フラップ内側のドットボタン
フラップ内側のドットボタン
ボタンを留めれば落ちない
ボタンを留めれば落ちない

対策として、ハンガーにかけた後にフラップ内側のドットボタンを留めておけばずり落ち防止になりますね。(マウンテンジャケットのみ)

  1. ジャケットのジッパーがYKKでない
ジャケット(SBSジッパー)
ジャケット(SBSジッパー)
パンツ(YKKジッパー)
パンツ(YKKジッパー)

 ジャケットのジッパーは「SBS」となっており、「YKK」ではありません。
 ※YKK:日本のファスナー最大手メーカー
 ※SBS:中国のファスナー専業メーカー

 SBSファスナーも良質ですが、できればパンツのジッパーと同じように、信頼と実績のあるYKKを採用してほしいです。

SBSのジッパーにも慣れましたが、まれに引っかかって締めにくいときがあります。

  1. パンツに前開きチャックがない
前開きチャックなし
前開きチャックなし
前開きチャックあり(旧モデル)
前開きチャックあり(旧モデル)

 旧モデルにはあった前開きチャックがなくなっており、トイレで不便に感じました

 シンプルで無駄のないデザインは良いですが、チャックがないのは予想外でした。

「トレーニングパンツ=ジャージ」だと思って使っていたら気にならなくなりました。

  1. 裾ゲーターがない
裾ゲーターなし
裾ゲーターなし
裾ゲーターあり(旧モデル)
裾ゲーターあり(旧モデル)

 旧モデルにはあった裾ゲーターがなくなっており、最初はブーツ内に雪が入らないか心配でした。

 これについては、ゆったりサイズなので裾がずり上がることもなく、中も濡れないので今のところ問題ありません。

裾ゲーターはビンディングの締め付けなどで痛みやすかったので、なくなって正解だったのかも…。

  1. パンツのカラビナループが右側のみ
カラビナループが右側のみ。ベルトループもない。
カラビナループが右側のみ。ベルトループもない。

 パンツのカラビナループ右側にしかないため、グーフィースタンスの人にとっては不便です。

 これでは、グーフィーの人はチケットホルダーを前足(右足)に取り付けることになります。

 旧モデルにはベルトループがあり、そこにカラビナを付けて対応できたのですが、新モデルにはベルトループもありません。

カラビナループはないが、ベルトループあり(旧モデル)
カラビナループはないが、ベルトループあり(旧モデル)

どちらのスタンスにも対応できるよう、カラビナループは両側に必要です。

6. 不動のコスパ最強ウェア!

 これまで、ハイマスマニアのスノーボードウェアの使用レビューや残念に感じたポイントを紹介しました。

 ハイマスマニアのウェアは、安さと機能性のバランスが抜群です。

 価格が安いのに、雪山で使うのに必要な基本性能はしっかり備えています。

 十分な耐久性と防水・透湿性を備え、シンプルで長く使えるデザインが特徴です。

 他のブランドと比較しても価格が安いため、初心者やコスト重視の人に最適です。

 少し物足りない機能は、別途アクセサリーを買うか、この記事で紹介した対策を行えばほとんど解決できます。

 ハイマスマニアのウェアは、まさにコスパ最強の選択肢と言えるでしょう。

マウンテンジャケット

トレーニングパンツ

公式サイトからも購入できますが、最大限ポイントを活用するなら楽天SHOPかYahoo!SHOPでの購入がおすすめです。

7. まとめ

 この記事では、次の内容を紹介しました。

  • ハイマスマニアの魅力と特長
  • 使って分かった徹底レビュー
  • 残念に感じた8つのポイント

 ハイマスマニアのウェアは、欠点を大きく上回る魅力があり、コストパフォーマンスに優れています

 今後も改良が続けられ、スノーボーダーのニーズに応えていくことが期待できます。

 この記事が、ハイマスマニアの購入を検討している人や、公式サイトに掲載されていない詳細な情報を求めている人の参考になれば幸いです。

 次の記事では、ハイマスマニアのウェアをスムーズに購入する方法を紹介していますので、ぜひご覧ください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました