1.まずは自己紹介
スノーボードブログ「雪とひつじ雲」へようこそ!
まるで広い空に漂う1つの雲をつかむように、数多くの中からこのブログを見つけていただきありがとうございます。
このブログを運営するスノーボードインストラクターのゆっきーと申します。
- 名前:ゆっきー♂
- 資格:JSBA A級インストラクター
JSBA バッジテスト1級
SAJ バッジテスト1級
JSBA TECH.TESTⅠ - 使用ボード:OGASAKA CT/FC/FC-S
- 使用ブーツ:BURTON RULER/SUPREME
- 使用バイン:FLUX XF/RL/TT30
土日休みのサラリーマンは、どんなに頑張っても年間滑走日数は30~40日が限界です。
それでも私は、20年以上スノーボードを続け、気づけば700回以上滑ってきました。
このブログは、スノーボードの魅力をもっと多くの人に知ってもらい、長く楽しんでいただきたいという思いで開設しました。
年35回×20年で700回!
2.このブログで伝えたいこと
このブログは、スノーボードを愛するすべての人に向けて、安全に、快適に、そして経済的にスノーボードを楽しむためのノウハウをお伝えします。
主なテーマは次の4つです。
さらに、モチベーションを維持しながら、80歳までスノーボードを続けるための秘訣もご紹介します。
多くの挫折を乗り越え、インストラクターとして歩んできた私が、技術面だけでなくメンタル面でのサポートもできればと思っています。
このブログが、スノーボードを長く楽しみたいと思っている方々の参考になれば嬉しいです。
試行錯誤しながら悩み、努力するスノーボーダーの役に立ちたい!
3.スノーボード経験とこれから
初めてのスノーボード
私がスノーボードを始めたのは22歳、兄に誘われたのがきっかけでした。
その日は兄のウェアやボードを借りて、何も分からないままゲレンデに行きました。
兄はターンができる程度の経験者でしたが、インストラクターではなく、止まり方や転び方も教えてくれません。
ただ「とにかく直滑降してみろ」と言われ、その通りにした結果、大転倒。顔中血だらけで病院送りという悲惨なデビューを飾りました。
それでも懲りず、翌週もスノーボードに行きました。
初めはリフト1本下りるまでに10回も転びましたが、次第に8回、5回と減り、ついには一度も転ばずに下りられるようになったのです。
その達成感が嬉しくて、気づけばスノーボードに夢中になっていました。
「ひとりスノボ」の楽しさ
その後も年に4~5回のペースで滑り続け、少しずつグラトリやキッカーにも挑戦するようになりました。
そして、自然と一人でゲレンデに行くことが増えていきました。
その頃には、朝8時から夕方5時まで休憩なしで滑り続け、リフトの上でおにぎりを食べるほどスノーボードの魅力にすっかりハマっていました。
グラトリやキッカーでは、「あの技をやりたい」「この技をマスターしたい」という思いが強くなり、自由に練習できるひとりスノボが一番楽しいと感じるようになりました。
一人で滑ることは決して寂しいものではなく、自分のペースで好きなだけ練習できる自由さが大きな魅力です。
今では、毎シーズン少なくとも30日以上ゲレンデに通い、カービングを中心に、グラトリ、キッカー、ジブなど様々なジャンルに挑戦しています。
2度目の悲劇、キッカーで骨折
スノーボードに夢中になると、時にはケガをすることもあります。
私の2度目のケガは、キッカーでの着地失敗による足首の骨折で、3週間の松葉杖生活を送ることになりました。
幸運にも、骨折したのは左足だったため車の運転はでき、自力で帰ることができましたが、ブーツを脱ぐときはとにかく痛かったです。
しばらくは職場に送り迎えをしてもらうなど、家族には本当に迷惑をかけました。
このケガをしたのは、少し滑れるようになって調子に乗っていたときでした。
中くらいのキッカーを飛べ、急斜面でも滑り降りられるようになり、初心者を卒業したつもりでいたのです。
その油断や気の緩みがケガの原因になったと思います。
それでもスノーボードへの情熱は消えませんでしたが、年を重ねるにつれ、ケガへの不安が常に隣り合わせになり、このままジャンプ台などに挑戦し続けるべきか、悩むようになりました。
カービングとの出会い
「カービング」は、キッカーやグラトリとは違って、年を取っても長く続けられます。
カービングに出会ったとき、私のスノーボードの世界は一変しました。
もしカービングとの出会いがなければ、一生スノーボードを続けたいとは思わなかったでしょう。
私は独学でカービングの練習を重ね、まずはバッジテスト2級に挑戦して合格しました。
しかし1級には全く歯が立たず、受けても受けても不合格で、連続で3回落ちました。
「独学の限界。あなたはスクールに入るべき。」
この検定員からのアドバイスを受け、私はスクールでレッスンを受けることを決意しました。
レッスンでは、インストラクターから的確な指導を受け、自分に何ができているのか、何ができていないのかがよく分かりました。
その後、再び1級を受験し、ついに合格したときは嬉しくて涙が出ました。
そのとき、私を合格に導いてくれたインストラクターという職業へのあこがれを抱くようになりました。
インストラクターを目指すまで
私はもともとインストラクターになりたいとは思っていませんでした。
しかしある日、妻を誘ってスノーボードに行ったとき、私の教え方があまりにも下手で、彼女が泣いてしまったのです。
それ以来、彼女は私と一緒にスノーボードに行くことを避けるようになりました。
この出来事から「もっと上手に教えたい」「私を合格させてくれたインストラクターのようになりたい」と強く思うようになりました。
その思いを胸に、C級インストラクターの資格を取得し、必死にスノーボードの技術を磨きました。
しかし、インストラクターの上位資格を取るための検定は難しく、何度も心が折れそうになりました。
念願のA級インストラクターに合格したとき、すでに6年が経過していました。
それでも、A級インストラクターになったからといって、全てが終わったわけではありません。
今もなお、スノーボードを教えることの難しさを日々感じています。
A級インストラクターの合格はゴールではなく、ようやくスタートラインに立ったに過ぎないと思っています。
6年かけてA級イントラになった今からが本当のスタートです!
4.おわりに
私の目標は、80歳までスノーボードを続けることです。
そして、皆さんにもスノーボードを長く楽しんでいただきたいです。
スノーボードは危険なスポーツだと言う人がいます。
わざわざ寒いところに行くなんてバカらしいと言う人がいます。
お金がかかる、もったいないと言う人がいます。
でも、それは違います。
その人たちはスノーボードを楽しむコツを知らないだけです。
安全に、快適に、経済的に滑るコツはたくさんあります。
そのちょっとしたコツを知らないままスノーボードをやめてしまうのはもったいないです。
とにかく続けることが上達への道!
「継続」こそスノーボードが上達するただ一つの道です。
なぜなら、スノボ歴20年以上の私ですら、「また今年も上達したな」と感じているからです。
継続するからこそ、新たな技術や楽しみ方を発見できます。
私自身、スノーボードを長く続けてきてたくさんの壁に当たって悩んできました。
その壁を乗り越える過程で得たもの、インストラクターの経験を通して学んだことを、少しずつ整理しながら皆さんにお伝えします。
どうぞよろしくお願いします。
一生スノーボードを楽しむ人生を!